欧州最大のハンドメイドバイシクル展"BESPOKED"にて初受賞！

2019年5月３日〜５日、英国Bristolにて開催されたヨーロッパ最大のHandmade Bicycle Show – BESPOKED(英国ハンドメイドバイシクルショー)にてMARUYA DAIKOKUは栄えある“OUTSTANDING FINISH / PAINT AWARD“を受賞しました。同展における日本ブランドの受賞はMARUYAが初めてです。同賞は、その名の通り” 傑出した仕上がりと塗装 “の自転車に対して贈られる賞です。

高級志向の“プレミアム性”を標榜しているBESPOKEDにおいての同賞の受賞は非常に価値のあるものです。なぜなら、“プレミア性”を具現するにあたって、仕上がりと塗装は重要なファクターです。NJS（競輪）ビルダー村山司氏による精巧なフレームも、素晴らしいデザイン、塗装、仕上げによって、より美しくなりました。

英国開催のBESPOKEDをDAIKOKUのデビューの舞台として選んだ理由は、目の肥えたヨーロッパの愛好家の反応と感想を探るのが目的でした。自転車の歴史が古く、レベルの高いヨーロッパをあえて選ぶことで、より魅力的な自転車が開発できると考えたからです。そして開発コンセプトは’Universal Elegance from Japan’としました。欧米のコピーデザインを排除し、日本のアイデンティティーを重視しています。具体的にはパリでも京都でもその“上品なエレガンスさ”が自然と町にとけこむ、世界に通用するデザインです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都　洛東遺芳館にて撮影

今回受賞したDAIKOKUは日本の伝統美である漆、蒔絵をモチーフにし、耐久性のあるウレタン塗装で本物の漆の色を再現するために鯖江の老舗漆店　山久漆工に監修を依頼しました。これは一例ですが、全ての工程において妥協をせずに“こだわり”続けた結果、BESPOKEDで評価され、受賞になったものと考えております。なお、審査にあたりMARUYAは初出展にも関わらず、評価をして頂いたBESPOKEDに感謝するとともに、英国の懐の深さと文化の重層さを改めて感じました。